9月21〜23日まで熊本に帰省した。
9月に入って遅い帰宅が続き、精神的に辛かった。仕事が無限に降り注いでくる。加えて職場の皆は基本的に優しいが、この職場は係長が係員の仕事を見るのではなく、係員が自分だけで案件を受け持ち、責任を取らなければならないので、係長は僕のすべてを把握してはいない。責任が重くのしかかってくる。こうやって深く考えすぎる人間は、この職場ではやっていけないのかもしれないが‥。
また、僕は大学に入学してからずっと故郷である熊本を離れている。就職した時に熊本勤務を希望したが、鹿児島配属になってしまった。7月の異動も熊本を希望したにもかかわらず、今度はさらに遠い東京だ。故郷を離れて7年目になる。そしてタコ部屋のような部屋に入れられ、職場と自宅を行き来するだけの生活だ。「いつになったら帰れるんだ」「ずっと閉じ込められるのか」という気持ちが強くなり、急に実家に帰りたくなった。16日から「連休にどうにかして帰ろう」と思うようになり、すぐに航空機の往復チケットを取った。
20日は早々に仕事を切り上げて、0時過ぎには帰宅した。往路は21日成田発7時のものだったので、寝たら間に合わないと思い、ずっと起きておくことにした。しかしあまりのきつさに、3時ごろ爆睡。起きたら5時半で、まさかの成田発には間に合わなかった。だが何が何でも帰りたい僕は、無駄になったチケット代よりも、次のチケットを取ることしか頭になかった。羽田発14時のチケットを取って、熊本へ発った。
熊本空港には親父に迎えに来てもらった。その日は親父といつもの飲み屋「うろこ」で飲んだ。いろいろな愚痴を聞いてもらった。かなり疲れていて睡眠不足でもあったので、酔いがまわって話しながらウトウトしてしまった。ただとにかく東京で孤独を感じていた僕にとっては、とても楽しい時間だった。それから22日はだらだら過ごして、23日の昼に福岡経由で成田に帰ってきた。
故郷は本当に素晴らしい。そこにいた時は見慣れすぎていた風景も、今の僕にはひとつひとつが体を活き活きとさせてくれる薬になった。
これから約3か月、体がもつのか本当に不安だ。土日もロクに休めなくなるだろう。でもどうにか隙を見て、年末までにまた故郷へ帰りたい。