京都旅行(1日目)

今日から夏休みである。ふと思い立って京都へ行くことにした。
実はこの記事は、なんやかんや11月16日に書いているので、かなり曖昧な部分がある。ただ、これ以上放置するとますます書けなくなってしまうので、とりあえず簡単にまとめていく。

14時、東京駅で新幹線に乗り出発。この日は全国的に天気がかなり悪く、道中ずっと土砂降りだった。

17時過ぎ、京都駅に着。小雨だったが勢いが落ち着いてひと安心。とりあえずこの日お世話になる民宿「柳絮(りゅうじょ)」向かう。塩小路通沿いにあり、駅から歩いて15分もかからないところ。が、住宅街の中に紛れているので、かなり迷ってしまった。

この民宿は初老のご婦人が管理されている。彼女はここから少しだけ離れたところに自宅があるらしく、夜が更ける前にそこへ戻られる。だから夕飯や朝食は出ない。鍵の管理さえしっかりすれば、門限も特にないとのこと。個人的にかなり便利な宿だと感じた。

共有スペースには彼女が趣味で読んでいるという本が積まれていた。「私が面白いと思うものだけ持ってきてる。暇な時に読んでね」と彼女は言ったが、この日は共有スペースにも家族連れ1組が泊まるほど満室だった。これは家族連れが来る前に撮った一枚。

宿に荷物を降ろし、夕飯兼夜の京都散策に向かう。交通機関を使ってもよかったが、せっかくなので歩くことにした。河原町通をひたすら北上して、四条河原を目指す。

途中なにやら目を惹かれるおいしそうな店を発見したが、とりあえず後にする。

四条河原町には先斗町(ぽんとちょう)という風情ある建物がひしめき合う通りがあり、オツなおばんざいを出すらしい。どこに入ろうかと散策するが、値段が思いのほか高く、1人で入るのには気が引けたので、通りすぎて三条通まで来てしまった。今度は川端通を鴨川沿いに南へ歩く。いい加減腹が減ってくる。

また四条に戻ってきた。すると四条大橋の上が人でごった返しているではないか。聞いたところによれば、ちょうど京都の五山送り火がこの日に行われ、橋の上から送り火を見ようと人が殺到している。僕も30分ほど橋の上で粘ったが、天気が悪いせいかなにも見えなかったので諦めた。

さらに南下し、路地裏をうろうろしていると宮川町通に迷い込んだ。この通りは祇園と並び、舞妓さんと遊ぶことができることで有名らしい。店の表になんら看板など立っていないので、はじめ何の建物が立ち並んでいるのかわからなかった。さすが初見さんお断りの遊びである。

そうこうしているうちに五条まで来てしまった。さらに南に向かうと京都らしいものが食べれる店がもうないので、また引き返して(行ったり来たりしている‥)、ひっそりとたたずむ小料理屋に入った。

客はおらず、僕はカウンターに座ってテキトウに注文した。ビールを飲みながら女将さんと談笑していたところ、しばらくして急に吐き気が来た。まだビールを2杯しか飲んでいないのに、歩き疲れたからなのか酔いが一気に回って、胃の内容物が喉の一歩手前まできた。女将さんが話しかけてきてもまったく喋れなくなり、額は汗びっしょり。「これはもうカウンターにぶちまけるな」とと確信した。

なんとか必死に飲み込み、急いで店を出たあと、店の近くの公園で盛大に吐いた。こんなことは初めてだった。本当なら店の写真でも撮るつもりだったが、逃げるように出てきたのでなにも撮っていない。

そんなこんなでフラフラになりながら、歩いて宿に戻った。僕がいない間にやって来た家族連れは、すでに寝ているようだった。僕は風呂で軽く汗を流して、布団に横になるなり爆睡してしまった。

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