日光散策

先週の1週間、同期の女の子が九州から東京へ研修に来ていた。東京に来たからにはどこかへ遊びにいこうということで、昨日11月8日は僕と彼女と、すでに東京にいるもう1人の同期の子と3人で、日光へ日帰り旅行に行ってきた。仕事はかなり溜まっていたが、息抜きしなければ体が保たなかった。

当日は朝9時に東武浅草駅に集合することになっていたが、前日の仕事帰りがあいかわらずの遅さで夜4時だったため、寝たら確実に起きれないと思って徹夜で出発。朦朧としながら駅へ向かった。

浅草駅からは「特急スペーシア」で下今市駅まで向かい、乗り換えて東武日光駅に行く。特急の窓から東京スカイツリーが見え、さらに車窓を楽しもうかと思ったが、あまりの眠さに発車5分で眠りに落ちた。

東武日光駅に11時に着き、昼飯には少し早かったが腹ごしらえ。「えんや」というビールレストランでハンバーグを食べた。栃木県は「とちおとめ」といういちごが有名で、いちご風味のビールを飲むことができた。11時からさっそくビールを飲んで、優雅な気分に浸った。

お店を出て、歩いてまずは日光山輪王寺(にっこうさんりんのうじ)へ。日光の「二社一寺」の一つである。輪王寺の本堂である「三仏堂」は大規模な改修工事を行っていて、ほぼすべて解体されていた。素屋根に敷設された見学通路(地上26m)から修理見学ができた‥が、見学しているあたりから猛烈に腹が痛くなり、地上に戻るなり速攻でトイレに向かった。数日前の仕事の例の作業で腹の調子が完全におかしくなっている。

ここで初めて御朱印帳なるものを購入し、さっそく輪王寺の御朱印を手に入れた。御朱印は、寺社を訪れた際に参拝者向けに押印してもらえる印章で、御朱印帳はそれを集印するための専用の帳面である。2人が御朱印の集印を趣味にしているという話を聞き、時たま各地を旅する僕はとても興味をそそられたので、さっそく僕も始めることにしたのだ。この日は、輪王寺に加え、東照宮、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)で5つの御朱印を押してもらった。

輪王寺の散策を終えたあと、東照宮を訪れた。綺羅びやかな陽明門、「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な三猿、眠り猫、家康霊廟などを見ることができた。個人的に、山の上だからかかなり寒いのがずっと気になっていた(そして腹が痛かった)。

最後に二荒山神社である。縁結びで有名らしく、同期の1人がはしゃいでいたが、僕は「無病息災」という乾いた願いを祈ってしまった。

17時に日光駅へ戻り、今度は快速列車で宇都宮駅へ向かった。2人は「宇都宮で餃子を食べる」のがこの日の目的のひとつだったとのこと。宇都宮駅の近くにある餃子屋でしこたま餃子を食べた。3人ともさぞかしにんにく臭かったと思う。

宇都宮駅から2時間かけ、鈍行列車で東京へ到着。新宿で2人と別れた。睡眠時間がまったく足りていなかったので、一日中かなり眠く、電車の中ではほとんど寝ていて2人にはとても申し訳なかった。だが、これまで1か月以上息抜きができていなかった僕にとって、心から楽しい一日だった。これからまたしばらく、土日がない日々が続く。次の息抜きは‥いつになるだろうか。

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