千里の道も一歩から

年が明けた。

今年は仕事の都合もあって、初めて実家に帰らなかった。元旦を家でだらだらと過ごすのもなにかもったいなかったので、昼前から中央線に乗り、飯田橋付近にある「東京大神宮」に行った‥いや、行くのを神社の手前で断念した。神社の敷地を飛び出し、道路に何百メートルも列をなす無数の参拝客。たかが初詣にいったい何時間待たなければならないのか。初詣などいつでもできる。参拝客の列を前に、僕は飯田橋駅へ引き返した。

それから上野へ移動して、上野の森美術館でやっている「デトロイト美術館展」を観た。印象派、ポスト印象派のほか、20世紀に活躍したドイツ・フランスの画家達の作品を一同に観ることができるという貴重な機会である。僕はルノワール目当てで行ったのだが、2、3点の展示だったのが少し残念だった。ピカソやマティスをはじめとした20世紀の画家達の前衛的な作品を僕はあまり理解できず、終盤は眠りこけながら美術館を後にした。

元旦のことはさておき、2017年である。

これから2017年という1年間、20代最後の29歳を生き、最後の最後に30歳になって1年を終える。二度と戻ってこない、重く尊い1年だ。昨夜、イエモンが初めて紅白歌合戦に出場するというので、普段紅白など見ない僕もテレビの前に正座して曲を聴いた。その曲は「JAM」だった。吉井和哉がJAMを作ったのは29歳の時である。彼と今の自分を比べてしまって、なんら成し遂げていない自分が浮き彫りになって歯がゆい。せめて自分が成したいと思っていることを成さなければ。

ここに2017年の目標を挙げる。

●英語を話す力を向上させる。

・そのために、必ず毎日何かしら英語の教材を勉強する。

・TOEICで少なくとも730点以上を取る。ただし受験一発目で730点を取るのは不可能なので、3月にとりあえず受験して自分の現状を確かめ、東京を去る(と思われる)6月末の回で600点超えを目指す。最終的に12月の回で730点以上を取る。

・盆休みを利用して、フィリピン・セブ島へ短期語学留学をする。

●現在25%近くある体脂肪率(はっきり言って異常である)を15%程度にする。食生活に気をつけ暴飲暴食を避け、必ず週に一度は運動を行う。

●九州へ戻った暁には、電子ピアノを買い、毎日ピアノの練習をする。

千里の道も一歩から。着実に一歩を踏み締めれば物事を成すことができるはずだし、その一歩を疎かにすれば必ず失敗する。1月は早速、怒涛の繁忙期になるので、毎日成すべきことができないかもしれない。それでもこの日記を書いたことを常に思い出して、自分を戒めていこう。

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