杖立温泉~まち歩きレポート(6)

世間ではゴールデンウィークも後半に突入していますが、ゴールデンウィークに入る前、4月の22日に父と杖立温泉に行ってまいりました。

杖立温泉は熊本県の北のはずれ、阿蘇郡小国町にある温泉街です。熊本の山奥にある温泉街というと、南小国町の黒川温泉のほうが県外の方からするとよく知られているかもしれません。杖立温泉は4月から5月上旬にかけて鯉のぼり祭りを行うことで有名です。この期間になると、3000から4000もの鯉のぼりが温泉街の中を泳ぎ、その景色は圧巻の一言です。

ゴールデンウィークに入ると鯉のぼり目がけた観光客で温泉街はきっと大混雑するでしょうから、ひなびた温泉に入るついでに4月のうちに鯉のぼりを見てやろうと出かけたわけです。

杖立の鯉たち

熊本市内から杖立温泉へは、下道を使って車で約2時間の距離です。父を助手席に乗せて、セブンイレブンでアイスコーヒーを買い、ちんたらと運転しながら杖立を目指します。

杖立に着いたのはお昼の12時。ゴールデンウィークでもないのに街中大混雑しています。車を駐車場に停めるのにも一苦労です。

さすがといってよい鯉のぼりの数でした。心地よい風が吹き、鯉が気持ちよさそうに泳いでいるのが、見ていて楽しい気分にさせます。

たこ焼きが高いっ!

町で唯一の食堂がまさか定休日だったため、腹を空かせた我々は行楽客で賑わう屋台からたこ焼きを買うことに。8個で500円。さすが観光客の足元を見ている行楽価格です。

薬師湯

杖立へやってきた理由は鯉のぼりとひなびたお風呂です。「薬師湯」という共同浴場を訪れました。入浴料は200円。客は我々以外誰もいません。浴場の真ん中に湯つぼだけが置かれた簡素な作りのお風呂です。

15時には帰路につきました。往復4時間・滞在3時間。滞在時間のほうが短いなんてなにか本末転倒な気もしますが、こういったコンパクトな日帰り旅行もたまにはよいでしょう。ゴールデンウィーク後半には、特急を使った人吉方面への日帰り旅行を考えています。

(2018年4月22日)

1987年12月8日、熊本生まれ。高校時代から「晩白柚」というハンドルネームでブログを書いていました。長らくうつ病性障害を患っています。好きなものはビール、ひとり飲み。

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