前回の日記にも書いた「ボツにしたネタ」その一です。
11月中旬、熊本県央・八代市の温泉街「日奈久温泉」に行ってまいりました。
日奈久温泉は自由律俳句の俳人・種田山頭火が愛したことで知られています。ふと自分の本棚を眺めた時、「山頭火随筆集」が眠っているのが目に止まり、山頭火フリークではない僕も一度は日奈久の湯に浸かって句のひとつでも詠まなければ、と足を運んだわけです。
ひなびた景観にたまらない風情を感じ、たとえ豪華でなくとも、湯船だけがあるような無骨な浴場を粋に思う人間(僕もその一人です)であれば十分に楽しめる場所だと思います。一方で、率直なところ、若者のデートスポットのような場所として提案はできません(日奈久の方、すみません)。
数時間に渡って日奈久の中を歩き回り、ひなびた景観を写真に収めましたので、今回はそれらの写真をダイジェストで紹介していきます。
(2017年11月12日)