さてどちらへ行かう風が吹く~まち歩きレポート(2) 日奈久温泉

前回の日記にも書いた「ボツにしたネタ」その一です。

11月中旬、熊本県央・八代市の温泉街「日奈久温泉」に行ってまいりました。

日奈久温泉は自由律俳句の俳人・種田山頭火が愛したことで知られています。ふと自分の本棚を眺めた時、「山頭火随筆集」が眠っているのが目に止まり、山頭火フリークではない僕も一度は日奈久の湯に浸かって句のひとつでも詠まなければ、と足を運んだわけです。

ひなびた景観にたまらない風情を感じ、たとえ豪華でなくとも、湯船だけがあるような無骨な浴場を粋に思う人間(僕もその一人です)であれば十分に楽しめる場所だと思います。一方で、率直なところ、若者のデートスポットのような場所として提案はできません(日奈久の方、すみません)。

数時間に渡って日奈久の中を歩き回り、ひなびた景観を写真に収めましたので、今回はそれらの写真をダイジェストで紹介していきます。

日奈久の地に降り立つと山頭火の句碑
観光案内所でマップがもらえる
今日では見かけなくなった背の高いポスト
100年前から味噌を作り続ける「丸屋商店」
日奈久といえば揚げたてのちくわとちぎり揚げ
日奈久みやげとして竹細工も有名
家の中から団欒の笑い声が聞こえる
昭和のにおいがする住居表示
猫が多い
日奈久最大の旅館「金波楼」は1909年建造
奇しくも僕のペンネームと同じ「ばんぺい湯」
1932年創業の共同浴場「松の湯」
男湯
脱衣所と洗い場に仕切りはなく床に座って体を洗う
風呂から出たらビンのコーラを一杯
遅い昼飯は日奈久随一の喫茶店「ケント」さんで頂く
内装は昭和レトロな雰囲気
最後に日奈久が一望できる「温泉神社」を訪れる
苔の生える神社の境内は神聖な雰囲気
景色はまあまあ
さてどちらへ行かう風が吹く‥

(2017年11月12日)

1987年12月8日、熊本生まれ。高校時代から「晩白柚」というハンドルネームでブログを書いていました。長らくうつ病性障害を患っています。好きなものはビール、ひとり飲み。

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