赤い砂の大地を目指して~2017年カンボジア旅行記(1)

9月16日の早朝、日本に帰ってまいりました。

これからしばらくの間、3泊6日のカンボジア旅行記をお送りします。

過去の海外旅行においては、一日の滞在の終わりに行動記録を事細かにメモしていました。しかし今回のカンボジア旅行では、そういったメモを一切取りませんでした。ゆえに、自分の記憶だけを頼りに記事を書くしか方法がありません。帰国後4日目にして早くも旅の記憶が薄れつつあるのですが、そこは多少のフィクションを交えつつ、思いつくままにフィーリングで書いていきたいと思います。

熊本空港を出発

さて1日目は、熊本空港を20時に発ったところから始まります。ANAで熊本空港からセントレアへ向かい、タイ国際航空に乗り換えてバンコクへ。そこでトランジットしてシェリムアップへ向かう、というのが僕が7万円で買った格安航空券です。

セントレアには21時過ぎに着きました。僕は海外に赴く前に、いつもゲン担ぎに空港で寿司を食べることにしています。しかし今はまもなく22時。セントレアの寿司屋は当然、暖簾を下ろしています。寿司を早々に諦めた僕は、両替レートに多少の不満を感じつつもトラベレックスで33,600円を300ドルに替え、出国審査へ。

出国審査が終わると、搭乗開始までひとまずゆっくりと休憩できます。出発時刻まで1時間ほど。そして目の前のカフェには「ビールあります」の文字が踊ります。

「ああ、日本を発つ前に我が国のビールで喉を潤したい‥」

我慢できずにビールをぐいっと一杯。

意外とクオリティの高いタイ国際航空

そうしている間に搭乗が始まります。

0時にタイ国際航空の飛行機は飛び立ちました。普段ならこの時間は布団の上でまどろんでいる頃で、間髪いれずに眠気が襲ってきました。暇を持て余す飛行機の中で読むために、川端康成の「虹いくたび」を持ってきていましたが、本に手を伸ばす気力がわかずダウン。

目が覚めた頃には、極めて早い朝食が出され始めていました。

朦朧とした意識の中、機内食をむさぼります。この時選んだのは「ぶりの照焼き」でした。乗客に日本人が多いのを見越してこのメニューなのでしょうか、なかなか良いところを突いてくる航空会社です。

この「タイ国際航空」は、2年前のフランス旅行以来、お世話になるのは2回目なのですが、その時も「値段が安い割に、かゆいところに手が届く会社だなあ」と思った覚えがあります。タイといえば微笑みの国。CAのお姉さんが「サワディーカー」と微笑んでくれるのが嬉しいです。

バンコク・スワンナプーム空港でトランジット

さて、現地時間で4時過ぎ、バンコクのスワンナプーム国際空港に着きました。日本とは2時間の時差があります。「Transfer Counter」という案内を頼りに先へ進みます。

スワンナプーム国際空港は2006年に全面開港した、比較的新しい空港です。非常に清潔感があります。セントレアの開港が2005年ということですから、年の近い兄弟のようなものですね。

シェムリアップに降り立つ

7時半、シェムリアップ行きの飛行機が離陸。搭乗時間は1時間足らずですが、ここでも軽食が出されます。温かいブリトー、ちょっとしたフルーツなど。たった1時間の間に配膳やら片付けやらしなければならないので、CAのお姉さんがてんやわんやしていたのが印象的でした。

1時間後、ついにシェムリアップ国際空港へ降り立ちました。

あ、暑い‥ここがカンボジアか‥。熊本は湿気が多くじめじめとした暑さですが、ここカンボジアは湿気がなくからりとした暑さです。カンカン照りの太陽の光が皮膚に突き刺さります。

入国審査はすんなりと終わりました。審査にあたっては、取得したビザを提示する必要があります。僕は事前にインターネットで「e-visa」を取得していました(取得の方法はこちらが詳しいです)。

空港の出口を開けると、そこには―――観光客を出待ちする、大勢のトゥクトゥクドライバー達が待ち構えていたのでした‥。

長くなりましたので、また次回。

(2017年9月11日)

1987年12月8日、熊本生まれ。高校時代から「晩白柚」というハンドルネームでブログを書いていました。長らくうつ病性障害を患っています。好きなものはビール、ひとり飲み。

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