東京日記開始

7月から東京で働くことになった。


2年前に鹿児島に赴任してからしばらく金融の仕事をしていたが、今回、名誉ではあるものの喜びたくない辞令を頂き、いわば”本社”へ転属した。
正直に言って、鹿児島時代より自分の時間がないのは明らかで、忙しすぎて体を壊す可能性すらあるが、そんな状況だからこそ自分を見失わないために日記を書くことにした。日記は大学時代に書いたきりだが、時間の許す限り筆を執っていきたい。

7月1日に辞令を頂いた後、さっそく翌日には引越のサカイに荷物を搬出してもらった。3日に鹿児島市役所に転出届を出して、翌朝には羽田へ出発した。

ここでは共同の宿舎へ入っているが、これが恐ろしく汚い。4部屋・1世帯用の区画に「4人共同で」暮らしている。ルームシェアのようなもので、風呂とトイレは共用である。仕事の性質上、各人まったく掃除する暇がないのだろうが、あまりにも掃除されておらず、風呂の汚さは想像を絶するものだった。入居初日は入浴する気が起きず、同じく鹿児島から上京したK先輩と銭湯へ行き、翌日自分の手で風呂を大掃除して、ようやく入浴できるようになった。

先週は歓迎会などの飲み会をひたすら交えながら、新しい職場の仕事を始めた。今回は鹿児島時代にやっていた金融関係のものではなく、また1から知識を蓄積しなければならない。いま僕が任されていることは、とりあえずペーパーを撒いたりコピーを取るだけだが、これも鹿児島時代と勝手が違うため、かなり手間取ってしまった。今週も引き続きその類の仕事だろうが、ちゃんとこなせるかがとても不安である。

今日が海の日だったこともあって、この週末は3連休だったが、土曜に体調を崩してしまってロクに動けなかった。特に土曜は38度以上も熱が出てしまった。日曜も引き続き休養に充てるかと考えていたが、東京で就職した檸檬と会うことになり、若干不調な体で新宿まで出向いた。彼は4月に就職したものの7月に退職してしまい、色々と話を聞いた。このご時世なので再就職はなかなか難しいところだが、焦らずに道を見定めてほしい。
昨夜は檸檬が僕の部屋に泊まり、今日の昼に帰っていった。彼は保険証を持っていないので、もし僕の風邪が移っていたらと思うと怖い。

明日からまた仕事が始まる。不安でたまらないが、落ち着いて頑張りたい。

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