時間をかけて少しずつ飲んでいこうとLCBOで買った500mlの缶ビール×6本を、一夜ですべて空けてしまうという失態を犯してしまいました。それほど僕はビールが大好きなのですが、ところでLCBOとは何なのでしょうか。トロントで生活している方にとっては言わずもがなですね。今日はLCBOについて書いてみます。
LCBOとは
LCBOは「Liquor Control Board of Ontario」の略で、オンタリオ州が運営する酒屋さんです。オンタリオ州は酒類の販売に厳しい規制がなされていて、日本のようにスーパーやコンビニで酒を買うことはできません。代わりに、酒を販売することが認められている3つの店:LCBO・Beer Store・Wine Rackでのみ酒を買うことができます。
(※2018年の4月から、Loblawsやmetroといった一部のスーパーでも酒の販売が解禁されたそうです。僕Loblawsで売っているのを見かけましたが、metroでは見たことがありません。どのスーパーにも酒が売っている、という状況はまだまだ遠いようです)
Beer StoreやWine Rackには行ったことがないので、LCBOについて書きます。日本のコンビニのようにあちこちにあれば嬉しいのですが、残念ながらそうどこにでもあるわけではない印象です。アクセスのしやすさで言えば、地下鉄TTC Line 1のエグリントン駅、シェパード・ヤング駅、ノースヨークセンター駅の真上にあるLCBOは便利です。
LCBOの中を勝手に大公開
今回は特に規模が大きいシェパード・ヤング店を紹介します。
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シェパード・ヤング交差点の、南西側のビルの2階にテナントが入っています。
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とにかくワインの種類が豊富です。カナダ産だけでなく、原産国ごとにチリ・アルゼンチン・イタリア・フランス・ドイツ‥などなどのワインが置いてあります。
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なんとあのイエローテイルも置いています。日本のワインだとばかり思っていたので驚いてしまいました(イエローテイルはオーストラリアのワインだそうです)。僕はワインのことなどまるでわからないのですが、阿川佐和子がエッセイ「残るは食欲」でイエローテイルを安ワインといえども侮るなかれ、と褒めていたので、コンビニで買うときはイエローテイルを選ぶようにしています。
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日本酒や韓国のソジュもあります。写真をパッと見るだけでも月桂冠やJINROが見て取れます。ただしこれらは規模の大きなお店でしか扱っていないようで、ノースヨークセンター店にはありませんでした。ソジュはともかく日本酒の値段は結構高いです。それでも、ジャパレスで飲む日本酒よりはましでしょう。
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そしてビール。ビールの種類は驚くほど豊富です。種類だけで言えば、日本で売っているビールの種類を凌駕しています。キリン・サッポロ・アサヒ・サントリーといった日本の名だたるメーカーのビール・発泡酒に加えて、ヤッホーブルーイングなどのクラフトビールをかき集めたとしても、LCBOで売っているビールの種類には勝てないでしょう。
ラガー・エールいずれも豊富に置いてありますが、特にIPAの品揃えが豊富な印象。もちろんハイネケン・バドワイザー・カールスバーグといった海外のビールも置いてあります。カナダで作っているらしいですがサッポロラガービールもあります。
ライトなビール!カナディアンとブルー
というわけで、冒険してIPAを買ってもよかったのですが、今回はカナダでドメジャーな2大メーカーのビールを買ってみました。モルソン社の「カナディアン」とラバット社の「ブルー」です。
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買ったお酒は紙袋に詰めてもらえます。紙袋ってのがなんとなく洒落てます。
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机の上の写真で思いっきり生活感丸出しなのが恐縮です。まずMolsonのCanadian。
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LabattのBlue。どちらも日本のビールより苦味がなく、すっきりとした味わいです。ライトといえばライトなのでバドワイザーみたいなのどごしですが、バドワイザーよりも深いコクを感じます。
今回のビールはすっきりしたのどごしでガバガバ飲むことができるので、冒頭に書いたとおり気づかぬうちに一夜で6本飲んでしまいました。僕はビールを2リットル(500ml缶4本)飲むとほどよく酔いが回ると思っていますが、6本はさすがにビールと言えども二日酔いになりました。
個人的にワーホリにはカナダの酒を飲みに来ている!と言っても過言ではないので、これから9か月でLCBOに置かれたビールをすべて制覇する所存です。