百代の過客
7月8日から通常業務に戻り、慌ただしく日々は過ぎる。深夜の帰宅が続き、カレンダーを見る暇もないまま、あっという間に8月である。僕の東京生活はこの7月をもって4年目に突入した。この日記「晩白柚東京譚」も書き始めてから4年、…
7月8日から通常業務に戻り、慌ただしく日々は過ぎる。深夜の帰宅が続き、カレンダーを見る暇もないまま、あっという間に8月である。僕の東京生活はこの7月をもって4年目に突入した。この日記「晩白柚東京譚」も書き始めてから4年、…
日韓国交正常化50周年を記念して、日本と韓国それぞれの国宝である半跏思惟像を展示する催しが、東京国立博物館で開かれていた。開催期間は6月21日から7月10日までのわずか2週間とちょっとである。檸檬を誘って見に行くことにし…
仕事のあと、国立西洋美術館に「カラヴァッジョ展」を観に行った。カラヴァッジョ展の開催は6月12日までだが、11~12日は職場の旅行会が予定されていて観に行くことができないので、どうしてもこの週末に行く必要があった。国立西…
後輩4人に連れられ、東京競馬場へ競馬を見に行った。競馬というものを初めて生で見た。 1000円ほどしか賭けず、結局500円のマイナスになった。一発当ててやろうなどとは最初から思っていなかったので、僅かしか賭けていなかった…
国立新美術館で開催されているルノワール展に行ってきた。 ルノワールの作品はその多くがオルセー美術館に所蔵されている。自分も昨年のオルセーでその作品群を観ているはずだが、あまり覚えていない。今回の展覧会においては「ムーラン…
ゴールデンウィークを利用して熊本に帰省している。 2週間前に発生した大地震は熊本に大きな衝撃を与えた。まさか故郷を阪神・淡路大震災級の地震が襲うとは、思っても見なかった。 1回目の地震は4月14日(木)21時半ごろに発生…
新年度が始まった。 3か月前、新年が始まるにあたっては特に日記を書いていなかったので、今回改めて書いておきたい。2015年度は自らを揺さぶるような体験が多くあって、「成長」と書くのは少し憚られるが、精神面での大きなターニ…
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開かれている「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」に行ってきた。 昨年のルーヴル美術館で、フェルメールは「レースを編む女」などを見たし、レンブラント…
「僕は雑草」という題で、ちょうど2年前の3月に日記を書いた。吉井和哉の曲「CALL ME」の詞にある「雑草みたいにさりげなくアスファルトを突き破りたい」というフレーズに思うところがあっての題であった。 この仕事を始めて、…
世田谷文学館で開かれている「浦沢直樹展」に行った。 浦沢直樹の作品は「MONSTER」と「20世紀少年」を読んだことがある。20世紀少年は最後の巻まで集めておらず、連載当時にスピリッツで立ち読みしていただけなので、結末が…