2月に「トロントに来て3か月が経過して」の日記を書かなかったので、いきなり「4か月が経過して」の日記です。主に1月下旬~3月中旬に起こったできごとをまとめていきます。
- 語学学校を卒業する
- トロント4か月目に入り、職を探し始める
- Tim Hortonsに狙いを定める。しかし‥
- Smart Serveの勉強をする
- タイ料理屋にアプライ
- 耳の軟骨にピアスの穴を開ける
- ナイトクラブに初参加
語学学校を卒業する
2月15日をもって語学学校を卒業しました。クラスのレベルが実力と合わずに、2か月目はあまり学校へ行かなかったことは以前お伝えしましたが、最後の3か月目も結局半分ほどしか通いませんでした。
語学学校はワーホリに来たほぼすべての方が通っていると思われますので、皆さん各々に語学学校に対する思いがあると思います。そして僕個人としては、英語を伸ばすという目的に関してだけ言えば、語学学校はあまり意味がないという結論に達し、達したからこそ、最後の3か月目は最終的に語学学校に行かなくなりました。
僕が思う語学学校の位置づけとして、第一に友人をはじめとした人との繋がりを作る場であるということ。第二に、一定のレベルに達した(Advancedを卒業など)場合に大学や大学院に進学できるという制度を利用するための場であるということ。この2つが重要であって、英語力を伸ばす場としては、重要な場所ではないと感じました(賛否両論あると思いますので、同意できない方は読み飛ばしてください)。
僕の通っていた語学学校の授業は、グラマーを教えてもらう部分と、プレゼンテーションを通じてスピーキング力を鍛える部分とに分かれていました。さて、授業で扱うグラマーの大部分が中学校で教わるもの、あるいは少し難しい部類であれば高校で習うもので、ワーホリに来る前にある程度学習が終わっている者からしてみれば、「今さらそんなこと知ってるよ」と感じるものだと思います。グラマーはワーホリ前に学習が終わっているべきものであり、授業で1から100まで教わるべきものではないし、教わらなくてもよいと感じました。
そして授業のもう半分を占めるプレゼンテーション、これが個人的にかなり苦痛でした。プレゼンで発すべきセリフは、常にプレゼンをしながら思い起こしていくのが理想ですが、それができない者は、あらかじめセリフをすべて暗記しておいて、プレゼン前に何度もセリフを暗唱して練習し、プレゼン中にセリフを再生することが求められます。この、毎週毎週プレゼンのスライドを用意し、セリフをスムーズに再生できるよう事前に何度も暗唱するという作業に、3か月やっているうちに「これ意味があるのか?」と思うようになりました。
そもそも、語学学校にはすでにペラペラの南米系の生徒たちが多々存在し、彼らが授業の主導権を常に握っていきます。そういう状況においては、シャイな日本人は常に遅れを取ることになり、結果として多人数のクラスにおける授業は日本人には向いていない、という結論に至りました。
トロント4か月目に入り、職を探し始める
2月15日に語学学校を卒業し、翌週からプータローの日々が始まりました。所持金はどんどん減っていきますし、プーはさすがにまずいので、その週からしこしこと就職活動を始めました。
Tim Hortonsに狙いを定める。しかし‥
自分の中でジャパレスに就職するのは最後の手段でした。ワーホリメーカーにとっては言わずもがな、ジャパレスで働いていたとなると、帰国した時に「居酒屋でバイトなんて、日本にいても経験できるじゃん」と言われてしまうのが怖かったのです。いや実際、ジャパレスで仕事をしてもいいとは思っています。しかし、たった1日でもいいので、英語環境の職場でバイトしたという実績が欲しかったのです。
そうして僕は、カナダの現地企業の代名詞ともいえるコーヒーチェーン、Tim Hortonsにアプライすることに決めました。こちらのページにあるとおり、Tim Hortonsはお店に直接レジュメ(履歴書)を落とすのではなく、インターネット上で各店舗にアプライすることになっています。自分の名前や住所を入力し、1店舗アプライして、また自分の名前を入力し‥という作業を2週間繰り返し、自宅近いFinch駅からKing駅周辺まで計30店舗にアプライしました。
が‥、これだけアプライしても、僕の携帯はピクリとも鳴りませんでした。そして最初のアプライから3週間が経過したころ、ようやくブロア・ヤングのお店から電話がかかってきました。
しかし僕はこの電話をたまたま取れませんでした。改めて折り返しの電話をしたところ、「もう別の人を雇ったから、あきらめてください」と言われてしまいました。
Smart Serveの勉強をする
Tim Hortonsが絶望的だと感じ始めたころから、Smart Serve(スマートサーブ)の勉強を始めました。
スマートサーブは、オンタリオ州において、レストランのサーバーやバーテンダー(客にお酒を提供する人)として働く際に必要な資格です。オンライントレーニングを受けるために約40CADを支払ったのち、インターネット上でひたすらスライドを読み進めたうえで、オンラインの試験に合格しなければなりません。
このスマートサーブのなにが大変かというと、オンライントレーニングに出てくる単語が平気で英検1級やらTOEIC900点レベルだということです。読み進めるのが本当に大変です。トレーニングで出てくる単語集を作りましたので、後日公開させていただきます。
タイ料理屋にアプライ
30店舗にアプライしたTim Hortonsに手応えがなかったので、3月に入っていよいよ諦め、別の英語環境の職場を探すことにしました。そうしてe-Mapleで見つけたのがブロア・ラニーミード近くのタイ料理屋の募集でした。
オーナーにレジュメを送り、さっそく翌日の面接が決定。何を聞かれるかよくわからず、面接の定番「Tell me about yourself.」「Tell me about your strength and weakness.」などの準備をしていきましたが、実際はかなりあっさりとした面接でした。オーナーに聞かれたことといえば、
- Finch駅の近くに住んでいるんだね。ここまで何分?1時間か。大丈夫?
- 学生の頃、レストランで働いていたんだね。どんなことをしていたの?キッチンでの動き方はわかりそう?
- フルタイムで働きたい?パートタイムがよい?
これくらいでした。
トントン拍子で話が進み、面接の翌日には働いてみることになりました。それから2週間ほどこのお店で働いています。ディッシュウォッシャー(皿洗い)でシフトに入った時は、6時間近く無数の皿を洗うことになるので結構きついですが、英語環境での仕事というのがとても新鮮なので、しばらくこのお店で頑張ってみようと思っています。
耳の軟骨にピアスの穴を開ける
もともと左耳の耳たぶに穴が開いていたところ、ふと「ワーホリ生活を満喫するにはピアスの穴をもっと開けるしかない」という考えに至り、軟骨(helix)に穴を開けました。
穴を開けてもらったのは地下鉄Osgoode駅から徒歩5分ほどの「Adrenaline Toronto tattoo and body piercing shop」。住所は239 Queen St W、場所は以下のとおり。
軟骨に穴を開けるのに必要な金額は50CAD+taxです。穴を開けるのになにも難しいことはありません。店員さんに「I’d like to pierce my helix.」とだけ伝えれば、同意書にサインし、あとはニードルでブスッと穴を開けてくれます。
トロントはピアスをしている人がかなり多いので、トロントに馴染むためにまた耳たぶに穴を開けようかとも思っています。
ナイトクラブに初参加
新宿のゴールデン街然り、昔から汚い居酒屋でしっぽり飲むのが好きなのですが、トロントに来た時からの友達・たけしくんに「晩白柚さん、ナイトクラブに行きましょう!」と誘われ、これも経験ということで行ってきました。
土曜日の夜10時過ぎ。ナイトクラブはそれぐらいの時間から開き始めるようです。僕たちが訪れたのは「テキーラ・ジャックス」というお店。入り口でパスポートを見せ、15CADのエントランスフィーを払って中に入ります。
僕は日本でナイトクラブというものに行ったことがないので、トロントと比べようがないのですが、ドン!!ドン!!と耳をつんざく音楽が鳴り響き、フロアの真ん中で女の子たちが踊っています。
たけしくんはあわよくば女の子に声をかけたいと思っていたようですが、そもそも英語が苦手なのに、耳をふさぎたくなるデカイBGMで会話もままならず、僕たちはフロアの端でぼーっと彼女たちを眺めるばかりでした。
僕は飲む場所に来たからにはとにかく酒を飲まないと始まらないと思い、店の名前にもなっているテキーラをショットで5杯ほどあおり、ほどよく酔っ払いました。
ナイトクラブを楽しむためには、なにはなくとも英語ができなくては意味がないな、と痛烈に感じた我々でした。
トロント4か月目を終えての日記でした。いよいよ毎日がバイト先と家との往復だけになりそうなので、なにか楽しいことを始めないと生活が死んでしまうと思っています。とりあえずジムにでも通おうかな‥。